FIR‐system  = Grow a plant in green house depending on Far Infrared Ray heating system

遠赤外線暖房による温室加温装置


コンダクションチューブによる優れた特徴

育成光線による高品質作物栽培
作物のもつ生体反応を活性化させ、生命維持活動を活発化させます。
特に育苗施設においては、発芽率95%と驚くべき数字です。(※1)


熱エネルギーの高効率化・消費燃料の節減によるランニングコストの節減
高い熱伝導率で熱源コストを削減。省エネルギー、省資源化の実現により競争力のある施設園芸経営を実現できます。

CO2の大幅削減
オゾン層破壊に与える影響が少なく、地球温暖化防止に貢献します。

温度分布の均一性・温度管理の簡易性による計画栽培の実現
コンダクションチューブの先端(入り口)から先端(出口)までの温度差は極めて少なくハウス内全体の温度と室内
上部から底部まで均一な温度状態に保ちます。その結果、育成状況にばらつきがなく計画的な栽培を行うことが可能
になります。


ハウス内結露を抑制することによる防除効果
不良品の発生を少なくし、高品質栽培を実現させます。

水平に連続接続設置が可能
特殊ウィックの採用と二重管構造により作動液液化還元移動の為の勾配は不要です。しかもこのウィックにより微妙な
水平だしのわずらわしさが解消され、若干の勾配があってもムラなく放熱できる独自の構造です(特許申請中)。


熱伝達速度が速い
真空にされた母管内に封入されている特殊で無害な作動液は、気化−液化のサイクルが速く(管内蒸気流は音速に近い
スピードで移動)熱入力に対しすぐ放熱をはじめるので単時間での室温立ち上がりが可能です。


快適な室内暖房環境
輻射熱が放射され施設内空気の状態が自然で、温風式暖房の様な熱風対流や上部だけ熱く下部は冷たいといった温度ムラ
が無く、作物に対するストレスがありません。ハウス内で作業する方たちにも同様に快適な環境を提供します。


冷暖房利用が可能
ハウス栽培のベッド内土中の冷暖房利用が可能な為、周年栽培により収益率の大幅な増加を実現します。
           
                            
※1 発芽率は当社の保証とする数値ではありません




設置例 No1 各通路に上段方向複数設置

 特に高温を必要とする作物の場合、通常フィンチューブで行なわれている温室内側壁のみ設置にすると、
その部分のみ熱交換が盛んに行なわれ激しい上昇気流が発生し温室内空気の対流が激しくなります。また温風機を使用
する時は、ダクト送風を行なっても室温の上下間温度差が大きくなり、温度差を解消させる為に循環扇の使用により
空気の強制攪拌を行うことになります。
 このようなC-tube設置方法の場合、空気との熱交換(放熱)部を全体に分散する事により対流をゆっくりにし、空気
温度分布を水平垂直方向に均等化し、C-tube管からの放射熱と空気温度との相乗効果を高めることが可能です。




設置例 No2 ベッドのレイアウトに合わせた設置

 既設または新設のベッドフレームを利用する取り付け方法です。当社第1事業部(自転車関連商品製造)で使用する
自転車用展示台に使う部品を流用し、亜鉛引き鋼管に簡単にC-tube取り付け台座を設けます。設置作業も誰でも簡単に
行う事が可能で、設置後も自由なレイアウトへ変更可能です。
 このようなC-tube設置方法の場合、空気と共に温室内床面がC-tube管からの放射熱により温風機で暖められた温室
床面より高くなり、空間下方のほうが上部より温度が高い結果を得る事もできます。 根圏部に対し温度が必要な作物
に対して非常に有利な空間温度制御が可能です。            





設置例 No3 水耕栽培の一例

 水耕栽培の場合、空間温度と共に溶液の温度管理が重要です。溶液タンクで加熱されただけだと水耕ベッド入り口と
出口での温度差が生じてしまいますが、水耕ベッド内にC-tubeを設置する事により、全体を均等な温度で管理する事が
簡単に行う事ができます。